女性はプロゲーマーとして勝てないのか? 日本初の女性プロ・チョコブランカが切り開いた道

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女性は競技シーンで勝てないのか? 日本初の女性プロゲーマーが切り開いた道

「女性はプロゲーマーとして活躍できない。」
eスポーツがまだ一般的ではなかった頃、そんな言葉は当たり前のように語られていた。
競技人口は圧倒的に男性が多く、世界大会の上位も男性選手ばかり。「女性が世界で勝つのは難しい」という考えは、今でも耳にすることがある。
しかし、その常識に真正面から挑んだ一人の女性がいた。
その名はチョコブランカ

日本初の女性プロゲーマーとして、彼女は誰も歩いたことのない道を切り開いた。

「女性だから」ではなく、「プレイヤーとして」

チョコブランカが格闘ゲームを始めたのは『ストリートファイターIV』の時代。
当時は女性プレイヤー自体が珍しく、大会に出場すれば紅一点ということも少なくなかった。
それでも彼女は国内大会で強豪選手を破る活躍を見せ、その試合が海外でも話題となる。これをきっかけに、北米の名門プロチーム「Evil Geniuses」からスカウトを受け、2011年に日本初の女性プロゲーマーとなった。([ウーマンタイプ][1])
重要なのは、彼女が「女性枠」で評価されたわけではないことだ。
実力を認められ、一人の競技者として世界に挑戦する権利を勝ち取ったのである。

勝つことだけが彼女の功績ではない

チョコブランカは世界大会で戦い続ける一方で、日本のeスポーツ文化そのものを育てる活動にも力を注いできた。
夫であるプロゲーマー・ももち氏とともに「忍ism」を設立し、若手選手の育成や大会運営に携わるほか、2017年には女性ゲーマーを応援する「Project Gaming Girls(P2G)」を立ち上げ、女性が競技へ参加しやすい環境づくりにも取り組んだ。([Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト][2])
「女性プレイヤーが少ないなら、その環境から変えよう。」
その姿勢は、多くの後輩たちへ受け継がれている。

女性は本当に競技で勝てないのか

この問いに対して、世界のeスポーツは少しずつ答えを示し始めている。
StarCraft IIではScarlettが男性トッププレイヤーを何度も破り、OverwatchではGeguriが世界最高峰リーグでプレーした。
つまり、「女性だから勝てない」という時代ではなくなりつつある。
一方で、競技人口の差や育成環境などから、男女混合のトップシーンで女性選手が少ない現状も事実だ。
だからこそ近年は、VALORANTの「Game Changers」のように女性が競技経験を積み、世界へ挑戦できる環境が整えられている。

チョコブランカが切り開いた未来

今、日本には世界を目指す女性プロゲーマーが数多く存在する。

Moco(VALORANT)

FENNEL HOTELAVAのIGLとしてチームを牽引する日本屈指の女性プレイヤー。
冷静なゲームメイクとリーダーシップで国内トップシーンを支え、国際大会への挑戦を続けている。([ZETA DIVISIONR][3])

suzu(VALORANT)

日本を代表するデュエリスト。
Game Changers世界大会への出場経験を持ち、日本女性VALORANTシーンを語るうえで欠かせない存在となっている。([安カジ][4])

にゃんぴ(ストリートファイター6)

女性格闘ゲーマーの新たな象徴。
男性選手との混合大会にも積極的に出場し、実力で評価を勝ち取っている。次世代の日本女子格闘ゲームシーンを担う存在として期待が集まる。([安カジ][4])

「女性だから勝てない」のではない

チョコブランカがプロになった2011年、日本には女性プロゲーマーという前例すら存在しなかった。
しかし現在では、女性だけの世界大会が開催され、日本代表として海外へ挑戦する選手も増えている。
競技人口はまだ男性が多い。
それでも、「女性だから無理」という時代ではない。
チョコブランカが切り開いた道を、Mocoやsuzu、にゃんぴたちが受け継ぎ、さらにその先へ進もうとしている。
日本から初めて、男女混合の世界大会で頂点に立つ女性プレイヤーは現れるのか。
その瞬間は、私たちが思っているより近い未来なのかもしれない。

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