EWCでMenaRD撃破――”リリー使い”ひびきとは何者なのか?
ストリートファイター6最大級の国際大会「Esports World Cup 2026」。
世界中のトッププレイヤーが集結する舞台で、日本のひびき選手が世界王者MenaRDを撃破し、大きな話題となった。
「ひびきってどんな選手?」
「なぜリリーで世界トップに勝てるの?」
この記事では、ひびき選手のこれまでの歩みと、その強さの秘密を徹底解説する。
ダン使いの高校生として有名になった少年
ひびき選手の名前が全国に知られたのは2012年。
まだ高校生だった16歳の頃、第2回TOPANGAチャリティーカップへ出場した。
当時使用していたキャラクターはダン。
KSKとの試合はあまりにも独特な展開となり、今でも格ゲー界では「伝説の神試合」と語られている。プレイヤーネームの「ひびき」も、ダンの本名「火引弾(ひびき・だん)」に由来している。
この頃から
「あのダン使いの高校生」
として知られる存在だった。
一度、競技シーンから姿を消す
ストリートファイターV時代にはSFLへ出場するなど一定の活躍を見せた。
しかし2020年以降は大会への参加が減少。
スト5終盤には競技シーンからほぼ姿を消してしまう。
多くのファンは、
「もう第一線には戻ってこないのではないか」
と思っていた。
スト6で選んだのは”最弱候補”リリー
2023年。
ストリートファイター6発売。
ひびきが選んだキャラクターはリリーだった。
当時のリリーは、
- 火力不足
- リーチ不足
- 最弱候補
と言われていたキャラクター。
しかし彼は発売からわずか4日でマスター到達。
さらにLPランキング・MRランキングで世界1位を獲得する。
ここから状況は一変した。
「リリーって実は強いんじゃないか?」
世界中のプレイヤーが研究を始めることになる。
つまり、
リリーの評価を変えたプレイヤー
と言っても過言ではない。
ひびき最大の武器は”緩急”
格ゲープレイヤーWikiでは、
差し返し中心の重厚な地上戦と、相手の読みを破壊する大胆な猛攻を巧みに使い分ける
と紹介されている。
実際に試合を見ると、
序盤は徹底して相手を見る。
不用意には触りにいかない。
ところが、
一度攻めると決めた瞬間は別人。
ODスパイア。
投げ。
打撃。
前ステ。
相手の防御を一気に崩し切る。
この静と動の切り替えが、ひびき最大の特徴だ。
なぜリリーで勝てるのか
世界大会を見ると、
豪鬼
ケン
キャミィ
JP
など強キャラが並ぶ。
そんな中でリリーは依然として少数派。
それでもひびきが勝てる理由は、
キャラ性能ではなく、
理解度が異常に高いことにある。
・風ストック管理
・通常技の置き方
・相手ごとの距離管理
・読み合い
これらが世界トップクラス。
「キャラが強いから勝つ」のではなく、
プレイヤーが強いからキャラが強く見える
その典型例と言える。
EWCで証明した世界トップクラスの実力
そして迎えたEsports World Cup 2026。
世界最高峰の舞台で、
世界王者MenaRDを撃破。
さらに強豪を次々と倒し、本戦を勝ち抜いてみせた。
これまで
「リリー使いとして有名」
だった評価は、
この大会をきっかけに
世界トッププレイヤー
へ変わりつつある。
まだ28歳。ここから全盛期が始まる可能性も
ひびき選手は1996年生まれ。
格闘ゲームでは30代でも世界トップで活躍する選手は珍しくない。
ウメハラ
ときど
ふ〜ど
ももち
こうしたレジェンドたちを見ても、
キャリアのピークは30代というケースも多い。
つまり、
今のひびきは”完成形”ではない。
ここからさらに経験を積めば、
Capcom CupやEWC優勝候補として名前が挙がる未来も十分考えられる。
まとめ
ひびき選手は、
- ダン使いの高校生として名を上げた
- 一度競技シーンを離れた
- スト6で復活
- 最弱候補だったリリーを世界レベルのキャラクターへ押し上げた
- EWC2026では世界王者MenaRD撃破という大金星を挙げた
この勝利は単なるアップセットではない。
積み重ねてきた数年間の努力と、リリーというキャラクターへの深い理解が世界最高峰の舞台で実を結んだ瞬間だった。


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