【VCT Pacific Stage 2】NS RedForce vs Global Esports 決勝を「23分間の差」で読み解く──釜山で繰り返される再戦の行方

VALORANT

VCT Pacific Stage 2 グランドファイナルが、9月6日に韓国・釜山のSajik Indoor Gymnasiumで開催される。

対戦カードはNS RedForce(NS)とGlobal Esports(GE)。試合開始は日本時間17:00、プレショーは16:30から予定されている。フォーマットはBO5。

まず結論:これは「再戦」ではなく「答え合わせ」

9月4日のアッパーファイナルで、NSは2-1でGEを下している。Haven 13-7、Ascent 12-14、Abyss 13-6というスコアで、GEは中盤の1マップを取り返したものの、大枠ではNSに主導権を握られた格好だった。

敗れたGEは翌9月5日のローワーファイナルでT1と対戦し、これを下して土俵際から決勝の切符をもぎ取った。

つまり今回の決勝は、わずか2日前に一度決着がついたカードの「再戦」ということになる。他媒体の多くはここで「リベンジマッチ」という言葉で片づけているが、実際にNS側の選手が語っている内容はもう少し具体的だ。

IGL・Rbが明かした「勝因」と「次に戦いたい相手」

アッパーファイナル勝利直後、NSのIGLであるGoo “Rb” Sang-min選手はHotspawnの取材に応じ、チームの立て直しについて言及している。Stage 1では構成の入れ替えに苦労していたが、それを乗り越えて決勝進出を決めたことへの手応えを語った。

興味深いのは、Rb選手が次戦(Champions本戦)で対戦したい相手として名指ししたのが、他ならぬG2 Esportsだったという点だ。目の前の決勝よりも一足先にその先を見据える発言からは、NSがすでにグランドファイナルをほぼ通過点として捉えていることがうかがえる。

見落とされがちな「Francisの連勝記録」

もう一つ、他媒体があまり触れていないデータがある。NSのFrancis選手は、Yoruを使用した試合で20戦以上連続の勝利を記録しているという指摘がコミュニティ上で挙がっている。特定エージェント・特定選手にここまで依存した勝ちパターンが決勝の舞台でも機能するのか、GE側がここをどう対策してくるかは、マップ構成の読み合いにおいて地味に大きな論点になる。

GEの「取り返す力」をどう評価するか

GEは9月4日の敗戦だけを見ると劣勢に映るが、Ascentでは14-12と競り勝っており、完全にNSに押し切られたわけではない。さらに翌日のT1戦を突破している事実は、単純な「連敗ムード」ではなく、負けた直後に修正して結果を出す再現性を示している。

これはVALORANT eスポーツ全体で見ても珍しいパターンだ。国際大会直行権がかかった大一番で中2日、しかも一度負けた相手と即座に再戦するスケジュールは、精神的な立て直しの速さがそのまま勝敗に直結しやすい。GEにとっての決勝の勝負所は「NSに何を修正して見せられるか」であり、これは戦績表だけを追っていても見えてこない部分だ。

NSにとっての2026年という文脈

NS RedForceは2026年、Masters Santiagoを制覇しているだけでなく、Esports World Cup(パリ)でも3位入賞を果たし、22万ドルの賞金を獲得しているチームだ。Stage 1でも3位という結果を残している。

つまり今回のグランドファイナルは、単発の好調ではなく「年間を通じて国際大会で勝ち続けているチーム」が地域決勝という一つの通過点をクリアしようとしている場面と捉えるべきだろう。Pacific制覇はNSにとって、すでに積み上げてきた実績に「地域王者」という肩書を加える意味合いが強い。

Champions Shanghaiへの直結度

VALORANT Champions Shanghai 2026は9月24日から10月18日にかけて開催予定で、Pacificからの出場枠は上位2チームに与えられる。NS・GE・T1はこの時点ですでにChampions出場が決定しており、今回の決勝はシード順や心理的な流れをかけた一戦という位置づけになる。

独自視点:この決勝を「23分間の差」で見る

NSとGEのAscentのスコアは12-14。ラウンド換算でわずか2ラウンド差、実時間にすればおよそ23分程度の攻防がGEに一つのマップを与えた計算になる。逆に言えば、NSが圧倒したように見えるアッパーファイナルも、実際には紙一重の攻防の積み重ねでしかない。

この「23分間の差」が決勝でどちらに転ぶかが、シリーズ全体の行方を左右する。NSが同じ強度を保てるか、GEがその差を逆転できるだけの修正を持ち込めるか。単純な戦績の比較よりも、この僅差をどちらが制するかに注目したい。

VCT Pacific Stage 2 グランドファイナル 概要

項目内容
大会VCT Pacific Stage 2
ラウンドGrand Final
対戦Nongshim RedForce vs Global Esports
日程2026年9月6日(日)
開始時刻17:00(日本時間)
会場Sajik Indoor Gymnasium(韓国・釜山)
形式BO5

会場となるSajik Indoor Gymnasiumでは、決勝週末に合わせてファン向けの物販・イベントも予定されている。


よくある質問

Q. VCT Pacific Stage 2 グランドファイナルはどこで見られる?
公式のVALORANT配信チャンネルで視聴可能。日本時間17:00からのプレショー含め視聴しておくと選手コメントも追いやすい。

Q. 負けたチームはChampionsに出場できない?
できる。NS・GE・T1はこの時点で3チームともChampions Shanghai出場がすでに確定している。決勝はシードや大会の流れを左右する一戦という位置づけ。

Q. 過去の対戦成績は?
直近ではNSが2-1でGEを下しているが、それ以前の対戦ではGEがNSに連勝していたとの声もコミュニティ上にあり、両者の相性は一方的ではない。

今回のGrand Finalは、かなり面白い構図になったね。

NSは一度GEを倒している。
でもGEもその直後にT1を2-0で倒して決勝まで戻ってきた。

つまり「一度負けたからGEが不利」という単純な話ではない。

むしろ注目したいのは、GEがNS戦でどこまで修正できるかだね。

特に前回はHavenとAbyssをNSに取られている。
この2マップで同じ展開になれば、NSがかなり有利になる。

逆にGEがマップ選択や序盤のラウンドからNSの得意な形を崩せれば、一気に試合は分からなくなる。

個人的には「NSがそのまま勝ち切るのか、それともGEがリベンジを果たすのか」という分かりやすい構図が、このGrand Final最大の魅力だと思うね。

そして何よりここは釜山。

Pacificの2026年Stage 2を締めくくる最後の試合として、かなり熱い決勝になるはずだよ。

Iv(イブ)|Esports4
eスポーツを追いかける個人メディア「Esports4」を運営。APEXを中心に、VALORANT、スト6、Shadowverseなど国内外の競技シーンを取材・発信。初心者やライト層にも「何が起きているのか」が伝わる記事を目指しています。

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