Apex Legendsの公式ライブサービスアカウント「ApexLiveComms」が2026年9月2日、コントローラー関連の不正行為に対する新たな検出システムの導入と、最新のBAN状況をまとめたアップデートを発表した。
全プラットフォーム対象の新検出システムを導入
今回発表されたのは、無許可のコントローラーハードウェアやソフトウェアを使用しているプレイヤーを検出する新システムだ。対象はPC、PlayStation、Xbox、そして新型機のNintendo Switch 2を含む全プラットフォーム。運営はここ数ヶ月かけてこのシステムの検証を重ね、不正行為を正確に識別できる状態に仕上げたという。
検出された場合はアカウントに対して措置が取られ、BAN処分となる。運営は声明の中で、コンソール版でプレイしていることが検出や処罰の免除にはならないと明言しており、コントローラーの改造デバイスやソフトウェアを使ってアドバンテージを得ている場合は今すぐやめるよう呼びかけている。また、このシステムは今後も進化する不正行為の手口に対応すべく継続的に改善されていくとしている。
直近1週間のBAN実績
今シーズンも既存のアンチチートシステムの強化を続けており、新たに検出された不正業者への対応も含まれている。公開された直近7週間の数値は以下の通り。
- チート行為によるBAN:8,609件
- DMA関連のBAN:290件
- Titan Controller関連のBAN:76件
- 新たに検出された不正業者関連のBAN:267件
さらに過去2週間では、全プラットフォームで96名のPredatorランク帯のプレイヤーがBANされたことも明らかにされた。
マッチの不正混入率は改善傾向
運営が指標としている「マッチ不正混入率」は、シーズン開始時点の5.7%から3.9%まで低下しており、対策の効果が数字にも表れつつある。ただし運営自身、この数値はあくまで現時点でのスナップショットに過ぎないとし、アンチチートチームは新たな検出手法の開発とテスト、新たな脅威の識別能力向上に引き続き取り組んでいくとしている。
最後に運営は、あらゆるランク帯——最上位を含む——で不正行為者の摘発と排除に本気で取り組んでいることをコミュニティに伝え、不審な行動を通報してくれるプレイヤーへの感謝を述べて締めくくった。

この発表、額面通りに受け取るにはちょっと気をつけたいポイントがいくつかある。
数字の出し方が”都合よすぎる。
8,609件とかDMA290件みたいな数字はインパクトあるけど、母数の情報が一切ない。
全体のアクティブプレイヤー数に対してこの数がどれくらいの比率なのか分からないと「多い」のか「少ない」のか判断しようがない。
運営の自己発表データだけだから、そもそも検証のしようもないんだよね。
「不正混入率」も自己申告の指標。
5.7%→3.9%っていう改善も、算出方法を運営が公開してない以上、都合よく定義された指標の可能性がある。
この手のKPIは「見せたい数字が良く見えるように定義する」バイアスがかかりやすい。
Titan Controllerだけ名指しされてるのが気になる。
DMAチートは既知の脅威として業界全体でよく言及されるけど、Titan Controller(いわゆるマクロ・エイムアシスト系デバイス)を76件と具体的に出してきたのは、コンソール勢の間で「バレてないと思ってた層」への牽制の意味合いが強そう。実際、投稿内でわざわざ「コンソールだから免除じゃないぞ」と釘を刺してるのがそれを裏付けてる。
タイミングも計算されてる。
新シーズンや大型アップデート前後にこういう「取り締まり強化」アナウンスを出すのは、EA/Respawn含め業界のお決まりパターン。
実際の技術的ブレイクスルーというより、コミュニティの不満(チート被害の訴え)への広報的な対応という側面も強いはず。
とはいえ、Predatorランク帯を96件BANしたっていうのは、トップ層への忖度なしに手を入れてる姿勢としては評価できる部分だね。
ここが本当なら、少なくとも「上位は見逃されてる」という不信感への一定の反論にはなる。
要するに方向性としては前向きだが、数字を鵜呑みにせず「広報文である」という前提で読むべき、というのが率直な見立てかな。
Iv(イブ)|Esports4
eスポーツを追いかける個人メディア「Esports4」を運営。APEXを中心に、VALORANT、スト6、Shadowverseなど国内外の競技シーンを取材・発信。初心者やライト層にも「何が起きているのか」が伝わる記事を目指しています。








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