ALGS Year 6 Split 2 Pro League APAC Northの第1週が終了した。
開幕から強烈なスタートを切ったのはZETA DIVISIONだ。8月21日、23日に行われた2シリーズをともに1位で終え、50 Pro League Pointsを獲得して総合首位に立っている。さらに2位にTIE、3位にRIDDLE ORDER ONEが入り、日本勢が上位を独占する展開となった。
一方で、世界王者UNLIMITは12位、FNATICは22位と、実力に見合った位置まではまだ上がってきていない。全6シリーズ中まだ2シリーズを消化した段階とはいえ、ラスベガスで開催されるSplit 2 Playoffsを目指す戦いは早くも面白くなってきた。
第1週終了時点の総合順位
まずは2シリーズ終了時点の順位を確認しておこう。
| 順位 | チーム | Pro League Points |
|---|---|---|
| 1 | ZETA DIVISION | 50 |
| 2 | TIE | 32 |
| 3 | RIDDLE ORDER ONE | 31 |
| 4 | WhiteGrimReaper | 30 |
| 5 | REJECT | 29 |
| 6 | O2esports | 28 |
| 7 | KINOTROPE gaming | 27 |
| 8 | RIDDLE ORDER ZERO | 27 |
| 9 | ENTER FORCE.36 | 25 |
| 10 | KINOTROPE CLUB | 25 |
| 11 | REALIZE | 25 |
| 12 | UNLIMIT | 24 |
| 13 | RED Rams | 23 |
| 14 | REIGNITE | 23 |
| 15 | RRX | 22 |
| 16 | LawsonTicketZone | 20 |
| 17 | NOEZ FOXX | 19 |
| 18 | FENNEL | 17 |
| 19 | Meteor | 17 |
| 20 | SYRALE | 16 |
| 21 | ORB GARDEN | 15 |
| 22 | FNATIC | 14 |
| 23 | XECT | 14 |
| 24 | SBI eSports | 12 |
| 25 | ALTERNATIVE | 8 |
| 26 | kawaiipaimonster | 7 |
| 27 | noEND | 7 |
| 28 | BLACK SHEEPS | 6 |
| 29 | FCN YAMABUN | 5 |
| 30 | REIGA | 2 |
※8月23日終了時点。各チーム2シリーズを消化。
ZETAが満点の50pt、2位に18ポイント差
第1週最大のインパクトを残したのは、間違いなくZETA DIVISIONだ。
8月21日のA vs Bでシリーズ1位となり25 Pro League Pointsを獲得すると、8月23日のB vs Cでも再び1位。25pt+25pt=50ptと、2シリーズで獲得できる最大ポイントをそのまま持ち帰った。2位TIEの32ポイントに対し、その差は早くも18ポイントだ。
もちろんまだ序盤ではあるが、世界大会進出に向けてこれ以上ないスタートと言っていいだろう。
2位TIE、3位RIDDLE ORDER ONE
ZETAを追いかけるのがTIEとRIDDLE ORDER ONEだ。
TIEは初戦の8月22日、A vs Cで1位となり25ポイントを獲得。続く8月23日は7ポイントにとどまったものの、合計32ポイントで総合2位につけている。
3位のRIDDLE ORDER ONEは、8月21日に15ポイント、22日に16ポイントと、突出した一発ではなく2日間安定してポイントを積み重ね、合計31ポイントを獲得した。
ZETAの50ポイントが飛び抜けている一方、その下はかなりの接戦と言える。
現在のLAN圏内は10位KINOTROPE CLUBまで
順位を見るうえで意識したいのが10位のラインだ。第1週終了時点では10位KINOTROPE CLUBが25ptで、ひとつのボーダーとなっている。
しかし11位REALIZEも同じ25ポイント、12位UNLIMITが24ポイント、13位RED Rams・14位REIGNITEが23ポイントと続いており、10位前後はほとんど差がない。つまりZETAのような大きなリードを作ったチームを除けば、1シリーズの結果だけで順位が大きく入れ替わる状態だ。
まだ「LAN圏内だから安心」「圏外だから厳しい」と判断できる段階ではない。むしろ第2週以降、この10位ラインを巡る争いが激しくなっていきそうだ。
O2esportsが6位の好スタート
注目したいのがO2esportsだ。8月21日の初戦で21ポイントを獲得すると、8月22日にも7ポイントを追加し、28ポイント・総合6位で第1週を終えた。
Pro League Qualifierを突破し、今SplitからPro Leagueの舞台に立ったばかりのチームだが、いきなり世界大会進出圏内に入っている。AochasoN、wasaKING、Amejimanの3人が上位争いを続けられるかは、第2週以降も注目したい。
世界王者UNLIMITは12位
対照的に、まだ順位を上げ切れていないのがUNLIMITだ。8月21日に10ポイント、22日に14ポイントを獲得し、24ポイント・総合12位で第1週を終えている。
10位KINOTROPE CLUBとの差はわずか1ポイントなので、順位そのものを心配するような状況ではない。むしろ気になるのは、ここからどう上げてくるかだ。世界王者となったYulariman、Xtsuvi、Peaceの3人が、このまま中位に留まるとは考えにくい。UNLIMITが上がってくれば、現在10位以内にいるチームにとってはさらに厳しい争いになるはずだ。
FNATICは22位、Regional Finalsラインの外からスタート
もうひとつ気になるのがFNATICだ。14ポイント・総合22位で第1週を終えている。現在20位のSYRALEが16ポイントなので、その差はわずか2ポイントだ。
レギュラーシーズン終了時点でまず意識することになるのが、Regional Finalsへ進む上位20チームというライン。現段階ではその外側にいる。とはいえこちらもまだ2シリーズ終了時点であり、ALGSでは一度の好成績で大量のPro League Pointsを獲得できるため、第2週で一気に上位へ浮上する可能性は十分にある。
「10位」と「20位」、2つのボーダーに注目
これから順位を見るときは、特に10位と20位に注目すると分かりやすい。現時点では以下の通りだ。
- 10位:KINOTROPE CLUB 25pt
- 20位:SYRALE 16pt
10位付近ではUNLIMIT、RED Rams、REIGNITEなどが僅差で追走。20位付近でもFENNEL、Meteor、SYRALE、ORB GARDEN、FNATIC、XECTなどが数ポイント差に固まっている。ZETAの独走だけでなく、この2本のボーダーを巡る戦いも第2週以降の大きな見どころになりそうだ。
次戦は8月28日から
第2週は8月28日からスタートする。
| 日程 | 対戦 |
|---|---|
| 8月28日 | Group A vs B |
| 8月29日 | Group A vs C |
| 8月30日 | Group B vs C |
第1週で各チームは2シリーズを消化した。第2週終了時には4シリーズ分の結果が揃うため、現在よりも各チームの立ち位置がはっきりしてくるはずだ。
ZETAがこのまま首位を独走するのか。TIEやRIDDLE ORDER ONEが追いつくのか。そしてUNLIMIT、FNATICなどの強豪がどこまで順位を戻してくるのか——第2週は世界大会進出争いを占う重要な3日間になりそうだ。

第1週はZETA DIVISIONの強さが際立つ結果になったね。2シリーズで2度の1位、50ポイントという数字はもちろんだけど、ALGSでこれだけ安定して勝ち切っていることに現在のZETAの強さを感る。
ただ、個人的に面白いと思うのはその下。10位KINOTROPE CLUBが25ポイントなのに対し12位UNLIMITは24ポイント。20位SYRALEが16ポイントで、22位FNATICもわずか14ポイントしか離れていない。
まだたった2シリーズ。第2週で1位を取れば25ポイント——現在20位以下のチームでも、一度の好成績で一気に世界大会進出争いへ戻ってくることができる。
ZETAの独走に注目しつつ、「10位」と「20位」のボーダーがどう動いていくのか。順位表を眺めながら観戦すると、Split 2がさらに面白くなりそうだね。
Iv(イブ)|Esports4
eスポーツを追いかける個人メディア「Esports4」を運営。
APEXを中心に、VALORANT、スト6、Shadowverseなど国内外の競技シーンを取材・発信。
初心者やライト層にも「何が起きているのか」が伝わる記事を目指しています。






コメント