【ALGS Year 6 Split 1 Playoffs】グループステージ14位から世界一へ――UNLIMITが起こした大逆転劇

APEX

『Apex Legends Global Series(ALGS)Year 6 Split 1 Playoffs』が終了した。

世界各地域から強豪40チームが集結した今大会。3日間のグループステージを経てFinalsが行われ、最後に世界の頂点へ立ったのは日本のUNLIMITだった。しかもUNLIMITは、グループステージでは14位――Finals進出圏ギリギリの位置からの優勝だった。

さらにZETA DIVISIONが世界5位、REJECTが11位でフィニッシュ。日本勢が世界のトップレベルで戦えることを、改めて証明した大会となった。

この記事ではDay1からFinalsまで、4日間の戦いを振り返っていく。

Day1|ELITE Esportsが首位発進、日本勢はZETAが10位

日本勢では**ZETA DIVISIONが46ポイントで総合10位**。REJECTも42ポイントで13位、KINOTROPE CLUBが40ポイントで14位につけ、大会初日にして日本勢3チームがトップ15入りする好スタートとなった。

大会初日、好スタートを切ったのはELITE Esports。65ポイントを獲得して総合首位に立ち、Team RRQが62ポイント、Gaimin Gladiatorsが57ポイントで続いた。

Day1終了時点 TOP10

| 順位 | チーム | ポイント |
| — | —————– | —: |
| 1 | ELITE Esports | 65 |
| 2 | Team RRQ | 62 |
| 3 | Gaimin Gladiators | 57 |
| 4 | ZEDI ESPORTS | 55 |
| 5 | AG GLOBAL | 55 |
| 6 | Team Liquid | 53 |
| 7 | Team Falcons | 51 |
| 8 | S8UL | 49 |
| 9 | Wolves Esports | 47 |
| 10 | ZETA DIVISION | 46 |

Day2|ELITEが首位キープ、REJECTが日本勢トップへ浮上

Day2でもELITE Esportsの勢いは止まらず、2日間合計138ポイントで首位をキープ。AG GLOBALが120ポイント、Team Liquidが118ポイントで追う展開となった。

日本勢で大きく順位を上げたのはREJECT。100ポイントを獲得し、総合6位まで浮上した。4rufaやAxisも個人成績で上位に入り、チームとしてだけでなく選手個人でも世界のトッププレイヤーたちと渡り合った。

一方のUNLIMITは75ポイントで13位。この時点ではまだ、後に世界王者となるチームが上位争いの中心にいたわけではなかった。

Day3|ZETA・REJECT・UNLIMITがFinals直接進出

グループステージ最終日。18試合を終え、ELITE Esportsが193ポイントで総合首位通過を決めた。

日本勢ではZETA DIVISIONが6位、REJECTが8位、そしてUNLIMITが14位で、3チームがFinalsへの直接進出を決めた。

グループステージ最終順位 TOP14

| 順位 | チーム | ポイント |
| — | —————– | —: |
| 1 | ELITE ESPORTS | 193 |
| 2 | TEAM LIQUID | 182 |
| 3 | S8UL | 161 |
| 4 | TEAM VISION | 139 |
| 5 | GAIMIN GLADIATORS | 139 |
| 6 | ZETA DIVISION | 137 |
| 7 | AG GLOBAL | 134 |
| 8 | REJECT | 128 |
| 9 | ZEDI ESPORTS | 127 |
| 10 | TEAM FALCONS | 120 |
| 11 | TEAM NEMESIS | 115 |
| 12 | SENTINELS | 115 |
| 13 | ALLIANCE | 108 |
| 14 | UNLIMIT | 106 |

注目したいのはUNLIMITの順位だ。首位ELITE Esportsとは87ポイントもの差があり、日本勢だけで見てもZETA、REJECTより下。しかも14位はFinals直接進出圏のギリギリ最終枠だった。この時点でUNLIMITが最終的に世界王者になると予想できた人は、決して多くなかったはずだ。

Finals|UNLIMITが世界王者に

そして迎えたFinals。世界各地域を勝ち抜いた20チームによる最後の戦いで、UNLIMITが躍動する。グループステージ14位だったチームが、Team Vision、Sentinels、ZEDI ESPORTS、ZETA DIVISIONといった世界の強豪を抑え――

ALGS Year 6 Split 1 Playoffs王者となった。

最終順位 TOP10

| 順位 | チーム |
| —– | —————– |
| 1 | UNLIMIT |
| 2 | TEAM VISION |
| 3 | Sentinels |
| 4 | ZEDI ESPORTS |
| 5 | ZETA DIVISION |
| 6 | AG GLOBAL |
| 7 | Wolves Esports |
| 8 | Team Falcons |
| 9 | Team Liquid |
| 10 | Team RRQ |

日本勢ではZETA DIVISIONも世界5位という好成績を残し、REJECTも11位。UNLIMITの世界一だけでなく、複数の日本チームが世界大会で上位を争ったことも、今大会を振り返るうえで見逃せないポイントだ。

グループステージでどれだけ強くても、世界一になれるとは限らない。
4日間を通して振り返ると、UNLIMITの優勝がより印象的に見えてくるね。
Day1からDay3まで大会をリードし続けたのはELITE Esportsだった。
グループステージ最終日には193ポイントを獲得し、堂々の1位で通過。
対するUNLIMITは106ポイントの14位、Finals直接進出圏の最後の枠にギリギリで滑り込んだチームだった。
しかし、ALGSの世界王者を決めるのはグループステージの順位ではない。
最後に勝つために必要なポイントを積み重ね、勝負を決めたのはUNLIMITだった。
グループステージ14位から世界一へ、今大会を象徴するストーリーと言っていいだろう。

これがApex競技シーンの面白さでもある。
グループステージでどれだけ強くても、世界一になれるとは限らない。
逆に、最後の1枠で生き残ったチームにも頂点へ立つチャンスがある。
そして今回、日本のファンが注目すべきなのはUNLIMITだけではない。
ZETAは世界5位、REJECTもグループステージでは8位まで順位を上げた。
一つのチームによる奇跡ではなく、日本勢全体が世界の上位で戦っている。
数年前なら「日本勢が世界で通用するのか」がテーマだった。今は違う。
「次に世界王者になる日本チームはどこか」
そんな視点で大会を見られるところまで、日本のApexシーンは来ているのかもしれないね。

とにかく全チームに敬意を贈りたい。
素晴らしい大会だったよ。

Iv(イブ)|Esports4
eスポーツを追いかける個人メディア「Esports4」を運営。APEXを中心に、VALORANT、スト6、Shadowverseなど国内外の競技シーンを取材・発信。初心者やライト層にも「何が起きているのか」が伝わるよう、結果だけでなく背景や見どころまで噛み砕いて届けている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました